分配型投資信託を考える
分配型投資信託のデメリット
分配型投資信託を確認しておきましょう。
投資信託のメリットのひとつに収益を再投資することによる複利の効果で資産を増やすことができる点です。複利の効果は長期になればなるほど効果を発揮します。
ここに100万円あります。この100万円を単利と複利で比較してみます。単利とは元本に対してのみ利息がかかり、複利とは利息を元本に組み入れて再計算することです。金利を5%と仮定します。
1年目は、単利も複利も100万円に対して金利がかかるため、5万円の利息がつきます。2年目は、単利はかわらず元本100万円に対して利息がかかりますの、5万円の利息です。複利は1年目の利息5万円を元本に組み入れて105万円で計算します。すると、2年目の複利での利息は5万2500円です。その差2,500円です。たいしたことないようですが10年後はどうでしょうか。
10年後の単利の利息は5万円×10年で50万円で元本あわせて150万円です。結構いい感じですが、これが複利となると元本あわせて169万円で、その差は19万円。プラズマテレビが買えます。
20年後を比較してみます。単利は元本あわせて200万円。複利では265万300円で、その差65万3000円。タヒチで水上コテージに泊まれます。
30年後は単利では250万円、複利では432万2000円で、その差何と182万2000円です。これが分配型だと受け取った分配金をレジャーなどで使ってしまうと、10年後も20年後も元本100万円のままです。実際は信託報酬などのコストがかかるため、元本が目減りしてしまいます。
分配金を他の金融商品などに再投資するのならよいのですが、分配型投資信託は資産を増やそうと思考えている人には向きません。
分配型投資信託の分配金を自分へのご褒美として旅行資金などに充てる、というのは、このストレス社会においてはストレス解消の方法のひとつと考えられるかもしれません。その場合、目的が決まっているのなら旅行では、旅行会社の旅行積立商品、買い物ならデパートなどの積立商品もありますので、比較してみることをおすすめします。
2006年06月01日 20:14