さわかみファンドの考察

長期投資のファンドが強い理由

 さわかみファンドの方針である長期投資のファンドが強い理由について解説します。


 澤上氏=さわかみファンドという、ファンドマネージャーの名が知られた日本ではめずらしいファンドです。

 米国では、ファンドマネージャーがだれかということがファンドを選択する理由にあげられほどです。著名なファンドマネージャー、ピーター・リンチのマゼランファンドは13年間で、25倍のパフォーマンスをあげたことで有名です。マゼランファンドに100万円預けておけば、13年後に2500万円になったということです。書籍「ピーター・リンチの株で勝つ」は中長期投資家の教科書になっているといわれるほどです。
投資本では、一度読んでおきたい本です。

 ピーター・リンチ氏の投資手法も長期投資を基本としており、ボトムアップ・アプローチを用いていた点では、さわかみファンドと似ています。ピーター・リンチ氏は年間500から600回も企業訪問を行っていたとのことです。

 このような長期投資を基本とする明確なビジョンを持ったファンドは強いと思います。市場には、このようなファンドマネージャー、一般投資家、機関投資家などが同じステージで競い合っています。特に一般投資家とファンドマネージャーが競い合った場合、資金力と情報力でファンドマネジャーに軍配があがるでしょう。短期勝負では一般投資家が出し抜くこともできると思いますが、長期だと徐々に差がつきやすいです。

 そんなことはない、と反論する人もいるでしょう。しかし、相場が暴落したとき、また相場が徐々に下がり続けどうみても底に近づいたときなど、買いたいが資金がなく買えなかったという経験はないですか。株式投資の経験がある人なら思い当たる人は多いのではないのでしょうか。資金力があるファンドの運用者はこういうときに割安な株を買えるのです。






2006年06月03日 18:14