さわかみファンドの考察

さわかみファンドの弱点

 さわかみファンドは、評価できるファンドのひとつであると思いますが気になる点があります。


 ひとつめは、人気により純資産総額が増えすぎてきている点です。

 かつて、野村證券が1兆円ファンドと銘打ってファンドを設定しました。ファンドの成績はこの5年ではTOPIXをやや上回っていますが、TOPIXに近い成績となっています。しかし、私はこのファンド設定には疑問を持っていました。なぜなら、ファンドの資産が大きくなりすぎるとリターンが平均化、つまりインデックスファンドに近くなっていくため、市場を上回る成績を上げずらくからです。

 ある銘柄を組み込もうとしても、資金があり大量に買い付けようとすると、株価が上昇してしまい買い付けコストが上昇してしまいます。そのため、そうしても幅広い銘柄を購入せざるを得なくなります。このため、インデックスファンドに近くなるのです。さわかみファンドもさらに純資産が増えると、思ったとおりの運用ができなくなる恐れがあります。


 気になる点の2つ目は、さわかみファンドはある程度チーム制をとったとしても、澤上氏のリーダーシップによりものが大きいと思われます。
 
 ファンドマネージャー制のデメリットにファンドマネージャーの移籍をあげていますが、澤上氏が移籍することはないと思いますが、澤上氏は1947年生まれですのでもうすぐ60歳です。まだ、しばらくは大丈夫だと思いますが、病気や年齢により第一線からはずれることが考えられます。そのときに現在の体制が維持できるかという点です。第2の澤上氏の登場が待たれます。




↓〈澤上さんの本は、とても参考になります。一度読まれてはいかがでしょうか〉




2006年06月03日 18:45