高配当(好配当)投資信託を考える
高配当(好配当)投資信託のチェックポイント
高配当(好配当)投資信託選びのチェックポイントをご紹介します。
「高配当(好配当)投資信託の状況」でお伝えしたように、分配金を配当収入からだけではなく、値上がり益からも原資としているファンドがあります。
例えば、「グローバル好配当株オープン」の2007年3月末時点の投資対象の株式の平均配当利回りは3.6%で、分配金は20円しか出せないところが、現状毎月60円の分配金を出しています。これは、株価上昇分を分配金に回しているためです。(2007年5月6日 日経新聞より引用)
このような分配金の状況は、超大型ファンドの「グローバル・ソブリン・オープン」でも同様のことが行われています。
分配金の原資については、レポートを見てもわからないのですが、「騰落率」と「利回り」を比較することで、目安とすることができます。騰落率と利回りが近ければ、値上がり益をほぼ分配金に回していると考えられます。
「日興・CS世界高配当株式ファンド毎月A」と「世界好配当株投信(年4回決算)」は、1年の騰落率がほぼ同じですが、利回りは「」の方がやや高くなっています。つまり、「世界好配当株投信(年4回決算)」は「日興・CS世界高配当株式ファンド毎月A」よりも、多く値上がり益から分配金に回していると考えられます。
※分配金を多く出すと、その分基準価格が減少します。
また、投資先地域についても、チェックが必要です。一般的に北米・欧州よりもアジアの方がリスクが高いと言えます。
ただし、値上がり益を分配金の原資にすることのメリットはあります。投資信託は長期の投資となります。したがって、株式投資と違って利益確定しづらいと言えます。そこで、高配当投資信託のように多めに分配金を受け取ることで利益の確保となると考えられます。もし、ファンドの先行きが危惧されるようでしたら、早めに売却をすることで、先に分配金で受け取った金額を利益とすることができるからです。
2007年06月18日 16:33