投信トピックス&ニュース 2006年

投信で運用する投信 残高10兆円を突破

〔2006年11月1日 日本経済新聞より〕 投資信託のうち、投信で運用するファンド・オブ・ファンズ(FOF)の残高が9月末、10兆円を突破した。


 株式や債券など多様な資産で運用する投信を運用対象とすることで、価格変動リスクを抑えたことが、安定した運用を希望する中高年の運用ニーズをとらえている。公募株式投信の残高が過去最高を更新するなか、新型投信が個人マネーの「貯蓄から投資」の流れを後押ししている。 投資信託協会によると、9月末のFOFの純資産残高は10兆1400億円に達した。投信ブームを背景に残高はこの1年で2.1倍に増加。商品の本数も254本と同27%増加した。

 FOF(ファンド・オブ・ファンズ)の中で、主流は分散投資して価格変動リスクを抑えたタイプ。投資の入門的な商品として人気を集め、野村アセットマネジメントが株式と債券の投信に投資する「マイストーリー」の残高は10月中旬に1兆円を突破した。最近では株や債券のほか、不動産や商品まで加えた多資産タイプも登場している。大和証券は11月中旬に7つの資産の投信で運用する「ライフハーモニー」を投入する。

 FOFのデメリットは運用コストが割高になりやすい点。投信が投信に投資するため、手数料が二重取りとなる恐れがある。運用環境によって各投信の組み入れ比率も変わるため、全体のコストもわかりづらい。例えば大和の新商品は年間管理手数料が契約資産の1.53%(分配型)だが、場合によって0.2%程度増減する。



2006年11月07日 11:47