投資信託の運用方法
ファンドマネージャー制とチーム制
投信会社が行う運用の体制には、ファンドマネージャー制とチーム制があります。
ファンドマネージャーとは、投資信託の資金を運用する専門家であり、ファンドの運用責任者です。ファンドマネージャーの報酬はインセンティブ(成功報酬)になっていることが多く、2004年度の長者番付(全国高額納税者のリスト)で第1位になった方の職業がファンドマネージャーでした。報酬は100億円程度と推定されます。
米国では、ファンドマネージャーがだれなのか、またファンドマネジャーのキャリアと実績でファンドを選ぶという人も多いです。その中でももっとも有名なファンドマネージャーのひとりに、ピーター・リンチがいます。何となく名前を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
このように米国では、ファンドマネージャーがファンドの人気を大きく左右するため、ファンドマネジャーの情報開示(ディスクロージャー)も進んでいますが、日本はまだその点は遅れているようです。
(最近日本でも澤上篤人氏の「さわかみファンド」が有名になってきました)
ファンドマネージャー制もチーム制もそれぞれ長所短所があります。大きな違いは、ファンドマネージャー制はファンドを機動的に運用できる点でしょう。しかし、その分リスクも大きくなります。また、優秀なファンドマネージャーは引き抜きで他社に移ることもあります。
また、ファンドの資産が大きくなりすぎると、1人のファンドマネジャーだけでな運用は無理になってくるという制約はありますが、ファンドマネジャー制とチーム制を比較してみます。
表1:ファンドマネージャー制とチーム制の長所と短所
| 運用体制 | 長所 | 短所 |
| ファンドマネージャー制 | 機動的なファンド運用ができる | ファンドマネージャーの感情に左右されたり、恣意的な運用になる恐れがある |
| 意思決定が早い | ファンドマネージャーの能力に左右される | |
| 責任が明確 | ファンドマネージャーが変更されることで、ファンドの方針が変わる | |
| 高いリターンが期待できる | 高いリターンが期待される反面、リスクも同様に生じる | |
| チーム制 | 極端な運用が避けられる | パフォーマンスが平均的になりやすい |
| 運用体制が継続できる | 責任があいまいになりやすい | |
| 意思決定が遅れる恐れがある |
2006年05月31日 10:19